2007 ジャンケン大会 Lambrettaレポート 第6回 (連続12回)  

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 皆さんあけましておめでとうございます。良い正月をお迎えですかー。サイコーですかー! って、ちょっと古いな。とにかく、今年もまたひとつ、年を取って、年輪を重ねていくのです。僕はどうも最近この年輪の幅が増えたみたいで、昨年比ベルトの穴二つ増しくらいという、バブル経済も真っ青の大成長を遂げてしまったわけですが。

 さて、正月というと大売出しの季節です。いや、歳末も大売出しなのだけど、でもなんか店じまいというか、全体的に売りまくってさっさと店内を片付けて正月休みに入っていきましょう、って感じですよね。でも、正月は違います。今年もやったるでー! という活気というか活力というか、新しい力がみなぎる感じの大売出しなのです。勢いが違います。それこそ、中身が何かわからない福袋なんていうものが飛ぶように売れてしまうという、意味不明のパワーが渦巻いているのです。

 という事で、正月早々ランブレッタの初乗りは、うちからおよそ40kmの彼方(近い彼方やなあ)、大東市のRSタイチまで大冒険ツーリングをすることにしました。大冒険なんて大袈裟な、せいぜい中冒険くらいやで、て? いやいや、大冒険でいいのです。とにかく正月だからその辺も勢いで押し切ってしまうのです。

 そんなこんなで、出発です。大冒険の旅立ちは早朝がいいのですが、早朝は寒いので、お日ぃ様がしっかり昇らはって、十分に地面が暖まってからお出かけします。

 まず国道43号線に出て、弁天町方面に向かいます。天気は晴れ。淀川の手前からバイパスに乗ります。バイパスといっても無料の、制限速度も60キロの道なのですが、これに乗ってしまうと、いやおう無く「交通の流れ」に乗らないと危ない、故障したら果てしなく押さなくてはならない、しかもトラックにはねられそうになるに違いない、というランブレッタには大変危険な道なのです。今回の「旅」の難所と言ってよいでしょう。


左の防音壁から反射してくるエンジン音に気をつけながら、注意深く走ります。以前、ベスパで焼きついた経験から、「かりかりかり・・・」とか「ちりちりちり・・・」とか、不穏な音がしないか神経を尖らせます。しかし、このランブレッタはもともとの音が大きいので、実は良くわからないのですが。

 難所をパスして、中央大通りへ左折します。中央大通りぃ〜船場センタービルを乗り越しぃ〜生駒山へ向かって行けばぁ〜、と、この道を走るといつもついつい口走ってしまう字余りだらけの替え歌を唄いつつ、東へ東へ。右に見える難波の宮、左は大阪城、この道はまるで大通り、そのままやがな、って辺りで写真を撮ります。



 さらに東へ東へ。GoGoイースト、にんにきにきにきにんにんにん、と進んで、中環を越えて、さあもおすぐ水走出口が上から降りてくるぞ、という辺りで不意にエンジンが止まりました。左端に止まって、リザーブにして、キック。キック。キック。・・・三十分ほど蹴ってました。あきまへん。


仕方なく、電話しました。行きつけのバイク屋はこの日、仕事始めでした。ローソンで待つ事小一時間、トラックがやってきました。荷台には、年末から預けていたXLR80が乗っていました。

連れて行かれるランブレッタちゃん、 実はちょっと調子の良くないXLR80

どなどなど〜な〜どぉな〜、と去ってゆくランブレッタの姿を見送って、(実はこれまた本調子ではない)XLR80で旅を続けたのでありました。
 さて、この後ランブレッタの運命やいかに?

                                  つづく



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