2007 ジャンケン大会 Lambrettaレポート 第1回 (連続12回)  

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 一応断っておきますが、僕は団塊の世代ではありません。あれは昭和二十一年ごろの、つまり戦地から帰ってきてホッとして子供を拵えまくった、その時代に大量生産(は、言葉が適当でないですね)された人々ですね。こう見えて僕は昭和41年生まれ、丙午ですから、わりとヤングです。いえい。
  さて、N700系に乗って、岡山へ向かいます。


めっちゃ新型の新幹線、実はかなり嬉しかったんですが、あんまり快適だったもので、殆ど寝て過ごしてしまいました。車内販売のスジャータアイスクリームが自分的新幹線のお約束やったんですが、それも忘れてすやすやと・・・。
 路面電車に少し揺られて、バーンナップスさんに着きました。商店街のアーケードの中にあるバイク屋さんって、ちょっと珍しいですね。で、しばらくあれこれとお話をして、いよいよ「初ランブレッタ」です。

路面電車には何故か窓に俳句が貼ってありました

電車降りたらいきなり白バイ売ってました。一瞬「ここがバーンナップス?」と思ってしまいました

実車を前に説明を受けます。見れば見るほど、聞けば聞くほどベスパとは違います。なんかめっちゃ不思議な構造をしてます。見ていて、どんな感じで走るのか全く想像が付きません。また、ウインカーが無い、というのも今日初めて気が付きました。ハンドシフトで手信号・・・左手が大変忙しそうです。
 マスターに見送られて、走り出します。いや、実は走り出す前に、とにかくスタンドを外すのが重くてちょっとじたばたしましたが。快晴の夏空の下、国道三十号線を南へ南へ。

走行距離、かなり少ないです。しかしこのメーター、すごい区切りですね。三十キロ刻み、って・・・。

走り出してまもなく、これはもしかしたら大変な乗り物を頂いてしまったのではないか、と思いました。ベスパと同じ操作なのに、全然違います。P125Xと比べて、アクセルもクラッチもハンドシフトも、それぞれ3割2割6割増くらいに重いです。そのうえ、エンジンの回り方もなんかすごく重くて、しかもやたらに振動がすごいです。で、少し慣れたところで上の方まで回してみました。すると、それまで「ばばばばばっ」ていう感じの音やったのが、「ぼぅわあぁー」と繋がった音になって、同時に振動が消えてパワーがぐわーんと出てきました。この音なんですが、2サイクルの、とかバイクの、という感じの音ではなくて、なんか改造マフラーをつけたAE86とか、ああいう感じなんですね。太くて低い。俄然、元気に走るようになって、ちょっと楽しくなってきました。
 宇野の手前で給油しました。セルフのスタンドやったのですが、ET3と同じように入れたら、オイルが入らなくなってしまいました。そう、混合比が違うので、ベスパに比べてオイルを二倍も入れなくてはならないのを忘れてたのです。スタンドでウエスを借りて、ガソリンを少し吸い込ませて、オイルを入れる隙間を作って・・・一体何をやってるんだか。
 少し熱中症気味になりながら、宇高国道フェリーに乗って、お約束のうどんを食べて、高松に着きます。神戸行きのジャンボフェリーは三キロほど西から出るので、高松市内を爆走します。ちょっと、慣れてきました。

高松の港にて

ジャンボフェリーは三時半発です。一時間ちょっと、休憩所で涼みながら過ごします。本当は少しでも早く帰りたいんですけどね。神戸から西宮まで、暗くなってしまうとランブレッタのヘッドライトが心細いので。
 フェリーに乗って、三時間。明石海峡大橋をくぐります。夕日に映えて、とても美しいです。でも、とうとう日が暮れてしまった、という気持ちのほうが大きいのですが。

明石海峡の夕暮れ

神戸からの帰り道は、やっぱり怖かったです。後ろの車のね、ヘッドライトでね、前の車に僕の影が出来るんですよ。で、影の真ん中辺りにぼぉっとオレンジ色のランブレッタのランプが反射して・・・。果てしなく「行灯」に近いやん、これ・・・。で、更にね、レッグシールドにつけたあまり良く見えないバックミラーがね、この時間帯になるとね、乗用車の光軸にどんぴしゃでね、後ろの車のロービームが僕の目を刺すんですよ・・・。
 で、何とか西宮にたどり着きました。さあ、これから色々と手を入れて、来年また小豆島に行くですよ、はい。

陸運局の駐車場にて

追伸・西宮に帰って三日後に、仕事をサボって陸運局で名義変更してきました。新しいナンバーは「1001」です。ちょっと嬉しいです。
でも、あと七番遅かったら、朝日放送やったのに。

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