2007 ジャンケン大会 Lambrettaレポート 第2回 (連続12回)  

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 エンジンの音 轟々と 隼は行く 雲の果て

 いきなり加藤隼戦闘隊ですが、別に僕は右翼ではありません。
ランブレッタに乗って走ってるとね、ついつい頭の中に回ってしまうのですよ。
「急降下するとね、ジュラルミンの主翼が波打つんですよ。ばたばたっ、と」
昔、何かで読んだ旧日本軍の戦闘機乗りの話をね、ついつい思い出してしまうんですよね。
 一速で発進、ばらばばっぐぅおぉおおおおおんっ、がしゃっ、二速、ばばばっぐう
おぉおおおおおん、がしゃ、がしゃがしゃんがしゃんががしゃんがしゃしゃしゃ・・・。
この、どっから来るのかわからん盛大な複合びびり音と、見た目と裏腹の野太い排気音。
思いのほか力強い加速力。ランブレッタってね、何となく昔の戦闘機みたいな感じなんですよ。

出動前のランブレッタ様

いやね、当時の戦闘機を知ってる訳ではないですよ、もちろん。あくまでも想像ですよ。
遊覧飛行で乗せてもらったセスナとか、戦争モノの映画とか、そんなんからこしらえたイメージですよ。

 で、今日はその戦闘機に乗って、舞洲まで行ってきました。ベスパクラブミーティングです。
僕はクラブ員ではないのですが、せっかく大阪でやるというので、ちょっと行ってみようかと思いまして。

 朝八時過ぎ、普段の日曜やったら絶対まだ寝てる時間に、大阪の中央公会堂前に集合。
この時点で既に炎天下、首筋がじりじりとやけてるのんがわかります。誰や、今日は雨やなんて言うてたんは。
しかし九月の太陽と違うで、これは。なんてぼやいてると、やあ、こんにちわ。げげっ、早瀬さん!
 
また関東から? 今日は奥さんも連れて? すっげー!



公会堂前に集まり始めるベスパ。既にきちっと一直線

九時になって、本日の本当の会場・舞洲まで、みんなでツーリングしながら向かいます。
千鳥走行、追い抜き禁止、なんだそうです。
ってもねー、大阪市内は東南アジア並みに交通マナーが激しいからねー、
って事で「大体千鳥な感じ」で舞洲に到着します。

御堂筋を南下するツーリング一行

現地直接入りの人々が、芝生の広場にベスパを並べて待ってました。
一直線に、どこまでも続くベスパの列。
芝生内はエンジン禁止という事で、なだらかな上り坂をごろごろと押して上がります。暑い・・・。
別にそないきっちり並べやんでもええやん、と個人的には思うのですが、
そこはそれ、今日は一日ベスパクラブのイベントに参加してるのだから、
こっちの流儀に合わせるしかない訳で、で、しかたなくランブレッタを押していきます。

見事に並んだベスパ達


 全国各地から集まったベスパの人々。
でも、同じベスパなのに、ビッグランブリングの時とはだいぶ雰囲気が違いますね。
まず、ポーグスが鳴っていない。っていうのは冗談ですが、音楽自体が鳴っていないのです。
また、広い広い芝生なのですが、誰も特に動いてなくて、みんなベスパの周りに居ます。
ジャンプしたり枕木を投げたりする人も、当然居ません。
ランブレッタを担ぎ上げてお神輿しようとする人も、全く居ません。
そういえば並んでるベスパも、白率が高いというか、カラフルなのが少ないように思います。

 小豆島であれだけ沢山のスクーター乗りがいて、こっちにもこれだけ沢山のベスパ乗りがいて、
メンバーが殆どかぶっていないんですね。という事は、どちらにも来てない人も多いでしょうから、
近畿瀬戸内一帯には、きっとものすごく沢山のスクーター好きが居てるんでしょうねぇ。
そんな彼等を潜在的な参加者として見ると、この先ビッグランブリングも、
さらに人数が増えるかも知れないですね。発展するのは嬉しい一方で、
あんまり増えすぎたら身動きが取れなくなるから、微妙な感じですが。

 イベントは四時前にお開き。舞洲は近いのでホントお気楽で良いです。
でもやっぱり、僕は小豆島の方が好きやなあ・・・。

お昼はバイキングでした


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