2005年ウエストジャパンユナイテッド岡山 後編

 

昼間の軽装から一転、初冬を思わせる重装備で沈み行く夕日を背に受けてR2バイパスを東走。山陽自動車道、備前I.C付近にて小休止。高速道路に入る前の心構え。

珍客シカの出現に一同爆笑。初体験づくめでいよいよ高速ツーリングの始まり。

 お尻の痛みに耐えながら延々、一定速度で走っていると色んな事を思い出したり、考えたりするもので、その中でも高速道路にまつわるエピソードを一つ

 今年四月より高速道路でのバイク2人乗りが規制緩和されたことにより、バイクでの遠距離ツーリングの選択肢がふえ、早く移動すると言う事だけではなく、四国三大大橋を二人乗りでわたる事も可能になりました。過去に「ア○」のフリをして鳴門大橋を125ccの二人乗りで渡った者もいたとか・・・

各言う自分も以前、ベスパ(125CC)で四国八十八箇所めぐりの折り、土砂降りの雨に見舞われ、視界最悪の状況でバイパスを走っていたつもりがいつの間にか高速道路「松山自動車道」へ。

気がついたときにはさすがに引き返す事も出来ず、次のI.Cで降りたもののしっかり料金は取られました・・・



PM9:00

 山陽道→姫路バイパス→加古川バイパス→第二神明と順調に乗り継いで、いよいよ見えてきました明石大橋!本州から淡路島へと続くブルーとグリーンのグラデーションを描くイルミネーションが疲れを忘れさせテンションUP↑

 長いトンネルを抜け、目の前に巨大なつり橋が現れる。欄干を下から眺め、後ろには神戸の街明かり、左手には中秋の名月がベスパのひ弱なヘッドライトの代わりにやさしく道を照らし出す。

 道の駅にて最終ガソリン補給。人間もここで燃料補給。食欲が満たされると次は「小豆島燃料」を身体が欲しだす。うまい燃料目指して一気にラストスパート!!

 ココから先のレポートはやはり「WEST JAPAN UNITED」らしく「ソローズ」と「アワーズ」のレポートで語ってもらいましょう。


あとがき

 自分の文才の無さから思わぬ長文になってしまった今回のレポート。ペンが止まるたびに色んな出来事が頭をめぐり、その度に「アレも書けばよかった」「こんな事もあった」などと回想する日々が続きました。さらにパソコンを覗けば、各HPにて「WEST JAPAN UNITED」の延長戦が繰り広げられて、当日も含めてずい分長く楽しませてもらっています。各地区のオーガナイザー、スタッフの皆様お疲れ様でした。そして今回、参加してくれた皆様ありがとうございました。いつの日かお会いできる事を楽しみにしています。

 閉鎖的なイメージの強い「旧車会」「スクーター業界」の中にあって場所こそ違えど同じ気持ちで、同じ時間を共有できたこのイベントの事を誇りに思います。

 ティーンネイジャーのころに聞いた「シャム69」の「If the kids are united」と言う曲がある。70年代後半のUKで「俺達が一緒に立ち上がれば、それが始まりになるはずだ/若者達が団結すれば決してバラバラになることはない」と歌われたこの歌。皮肉にも熱狂的なファンたちによって常にライブハウスではケンカが繰り広げられ、レディングフェスティバルのステージで涙ながらに「If the kids are united」を歌いながら「ケンカをやめてくれ」と訴えたジミーパーシーの声は届かず、ついには暴動にまで発展してしまった。

 事件から20数年経た2005年、イギリスから遠く離れた東洋の地で今ようやく形を変え受け継がれようとしているのではなかろうか。

2005年 秋  BURN-UPS! 七海王

岡山参加メンバー紹介


1 アキーゴ ベスパP125 2 アベ   ベスパPX125FL-2 3 アマンダ ベスパP200 4 イマイマイ ベスパET-3
倉敷HEADSorTAILSの社長婦人。腹さえ満たしておけばいたって温厚 郵政民営化で揺れる郵便局員。本日はいつもの郵政号から自前のベスパに乗り換えての初参加。 飲まなきゃしゃべらない岡山フットボーダーズのなかにあって唯一しらふでもしゃべれるホスト役 今年、念願かなってベスパを手に入れるも免許が間に合わずランブリングには自走できずに終わった女子大生


5 ウエダ   ベスパ125プリマベラ 6 おやびん  ベスパ50s 7 カキコ   ベスパ125プリマベラ 8 コーチャン LML スターデラックス
美容室「シューム」のオーナー。息子も近々ベスパデビュー!?来年のランブリングは親子RUN実現か? 美容師の多い岡山スクーター界。今年ヘアーサロン「バニラファッジ」を立ち上げた岡山のドン チョコメイツのベーシスト。1stアルバムのジャケットは彼女のスクーター ベスパ90からこの夏新車のLMLに乗り換えたばかりのパソコンオタク


9 コバヤシ  ベスパPX200FL-2 10 SAIG@ ベスパスプリントベローチェ 11 サトウ  ベスパPX200FL 12 SOHA  ベスパP125改
去年新車で購入のPXも毎日の遠距離通学で年間1万5千キロ走破 山陰スクーターチーム「PSYGUNS」のリーダー。スクーターショップの無い山陰の頼れる兄貴 チープスケーツブラスターズのギタリスト。マイペースぶりを発揮してこの後テッピーを4時間の放置プレー 自分の名前すらまともに書く事もできない岡山ニート界の代表選手


13 先生&コウダイ ベスパP200サイドカー 14 テッピー ベスパP200 6V 15 ナシ   ランブレッタGP200 16 ナミ   ベスパ50s
サイドカーでお馴染み先生と、会うたびに大きくなっていくコウダイの親子ペアー ご存知島根が生んだスーパースター「チープスケーツブラスターズ」のアイドル ヒッキーで自閉症のオタッキー。得意技はUFOキャッチャーの二個取り 趣味は黒魔術、ペットはクロネコ。カラスと会話し、水晶で世の中のすべてを見通します(ウソです)


17 ナンシー ベスパSTD200 18 橋リン  ラビットS-301 19 花井   ベスパP200 20 ピーター ランブレッタLi-175
自称ニューハーフ 町から町へのジプシークイーン 一事は相当な数のラビットが生息していた岡山ですがここ数年めっきり数が減ってしまった数少ない生き残りの一台 スクーターチーム「PSYGUNS」であり「チープスケーツブラスターズ」のトロンボーン 今年、華々しくデビューを飾ったルーキー「モッズッズ」の隊長で「スモールランブリング」の仕掛け人


21 見世王子 ベスパSTD150 22 宮脇   ベスパ50s 23 森下   ベスパET-3 24 ルカ ゴミではないらしい(ヒデキのでも・・・)
「モッズッズ」の癒し人。独特の雰囲気でマダム達をとりこにします 今年、ビッグランブリングにホンダズーマーで初参加。翌日にはベスパ購入!そしてこのツーリングの後、二輪免許取得を決意!! 若きカリスマ塾講師 アンダー25で開催された「スモールランブリング」十分規定をクリヤーしながら声をかけてもらえなかったのは、ひとえに彼のベテラン的風貌の仕業?


25みっち&ハーバン バンバン125&バンバン90 26 J華&J子 ベスパGL
仲良し美容師コンビ。この二人の為にある様なバイク。似合すぎです!! この夏西日本を騒がせた福井からやってきた台風の目J華。岡山の裏女番町J子